百人一首とやま事件

先日の学内百人一首大会での事件である。

それぞれの学年を含む15,6人程度のチームにわけ、チームの中でたカルタ取りをするというルールで、毎年行われている行事である。カルタ取りも中盤になり、中学3年と中学2年の生徒がどんどん取った札を積み重ねているが、中学1年の生徒3人は、まだ1枚もとれていない。1人が作戦を考えついたかのように言った。

そうだとやまを取ろう

どうやら、高砂の尾の上の桜咲きにけり外山のかすみ立たずもあらなむ、の句の事らしい。これを取ると決めたらしく、2人が必死にとやまの句をさがしていた時である。もう1人の生徒が気がついて言った。その句さっきとられたよ、と中2の我が子の方に目をむけた。我が子も微笑みながら、言葉には出さなかったが、その札はもう取ったよと、うなずいて教えてあげた。

というそんな事件があった。

青の数学事件

子供から突然、素数は無限にあるか?と質問された。あると答えると、証明できるか?とさらに聞いてきた。めんどうくさそうなので、できないと答えた。どうやら、王城夕紀著の青の数学にあるらしい。素数を有限と仮定して、最小の素数から最大の素数までを掛け合わせ、それに1を足すと最大の素数より大きな素数ができ、矛盾するからという証明らしい。子供からこんな質問をされるなんてという驚きと、子供からこの本が面白かったと聞いて、また別の驚きを感じた。この本が数学の天才の少年少女たちを描く青春小説と紹介されていた。青春小説でよかった。数学の話だけでも頭がいっぱいなのに、これが青春ラブストーリーとか紹介されていたりしたら、余計に頭が混乱しそうだ。



そうだ英語と数学を先に仕上げよう

高3までに英語と数学を仕上げるのは、普通の先取り学習で、それほどたいして先取りしているとも言えないらしい。中高一貫校であれば、どこでもこのペースで進んでいて、某東大専門塾では、中学の3年間で高校の内容を終えるらしい。要は、どの程度仕上げるのかという事だろう。これからの勉強の質というか中身もよく練る必要がありそうだ。

そうだ計画たてよう

今中学2年生の2月、あと4年で大学受験となるから、4年間の計画を立てる必要がある。親としては、少しでも早く高校の内容を終わらせてほしいと思っているが、いつ頃を目標にすればよいのか、いつまでに何の科目を終わらせるのか。具体的には、数学Iはいつまで、数学IIはいつまで、数学IIIはいつまで、物理はいつまで、化学はいつまで、英単語は、古文は、と誰かに聞いてみたい気がする。それで、ちょっと調べてみると、

受験にはフライングもスピード違反もない、と林先生も言っているように、先取りした方が良いのは間違いなさそうだ。さらに調べるといろいろなアドバイスに遭遇するが、共通しているのが、高3までに英語と数学を仕上げておいた方がよい、という意見だ。

そうだ、英語と数学を先に仕上げよう。