子供から突然、素数は無限にあるか?と質問された。あると答えると、証明できるか?とさらに聞いてきた。めんどうくさそうなので、できないと答えた。どうやら、王城夕紀著の青の数学にあるらしい。素数を有限と仮定して、最小の素数から最大の素数までを掛け合わせ、それに1を足すと最大の素数より大きな素数ができ、矛盾するからという証明らしい。子供からこんな質問をされるなんてという驚きと、子供からこの本が面白かったと聞いて、また別の驚きを感じた。この本が数学の天才の少年少女たちを描く青春小説と紹介されていた。青春小説でよかった。数学の話だけでも頭がいっぱいなのに、これが青春ラブストーリーとか紹介されていたりしたら、余計に頭が混乱しそうだ。